三つの切り口
- 事件
- 十年間、欠落なく記録されている。ルポルタージュ、ドキュメンタリー、紙媒体向け。
- テーマ
- 家族法、面会交流の拒否、片親疎外――子の手続補佐人としての資格が、 記録で裏づけられている。
- 手法
- 家族法の事件を、フォレンジックの手法でどう整理するか。家族の物語そのものは 扱わない媒体向け。
駐車場での出来事は、突然起きたのではない。その前に、署名済みの取り決め、数か月に及ぶ妨害――そして妨害を止めるのではなく、父親の付き添いなしの面会を停止した一つの決定があった。
決定されたこと
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語られなかったこと
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十年分の記録、二つの欄。左は、父と息子の関係について語られたこと。右は、父親について 語られたこと。どちらの欄も、同じ関係機関に由来する。ドイツのJugendamt (青少年局。児童福祉を担い、家事事件にも関与する自治体の機関)、子の手続補佐人、 裁判所選任の鑑定人、そして裁判所である。
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息子との関わり方を責める主張は、一つもない。 すべては、彼が大人たちにどう話したかを責めるものである。
記録に残り――反論されていない
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子どもに会えなくなった父親には、非難があるものと誰もが予想する。記録には、それがない。 記録のどこにも見当たらない五つの事実――そして、その不在こそが本当のニュースである。
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どの数字も、裁判記録か、本人の受信箱に由来する。どれも、クリック一つで 根拠となる文書に行き着く。
二十年にわたり、Dirk Peter は大企業でセキュリティインシデントを調査してきた。 証拠を保全し、時系列を組み立て、誰がいつ何を決めたのかを明らかにする。 自分自身の人生がインシデントになったとき、彼は同じことをした。
結果は告発状ではなく、証拠資料の集まりである。30件の手続に由来する 666件の文書、5,793ページ、どの一点にも検証可能な 日付がある。母親の氏名は削除され、両親の生年月日は年のみが残されている。 裁判所、事件番号、公職者は、実名のままである。
一
2021年5月15日。父親にキスをする子どもと、その頬に添えられた小さな手。 こうした写真が、何百枚もある。
二
それが、ほどけていく。一度にではなく――下から、一日ずつ。最後には、 流れ落ちたものだけが残る。
三
残るのは、空白のかたちをしたものだ。十年分の記録のどこにも、 子どもに関わる主張は一つもない。
四
1,596の灯り。彼が息子に会えなかった日ごとに一つ。 数えることができる。
五
日々は紙になる。30件の手続にまたがる5,793ページ。 どのページも、一人の子について何かが決められた一歩である。
六
そして記録の中に、最初からずっと問題になっていた子どもがいる。
子どもが一方の親を拒む。しかし記録には、その親の行動の中に理由と呼べるものが 挙げられていない。このサイトは、いかなる診断にも症候群にも依拠せず、 文書に書かれていることだけに依拠している。実施されなかった面会交流、 得られなかった協力、期日と日付である。
これが不運の連続ではなくパターンであることは、ストラスブールを見ればわかる。 欧州人権裁判所は、面会交流を実現させなかったことを理由に、欧州人権条約第8条 違反でドイツに繰り返し有罪判決を下してきた――Elsholz(2000年)、 Sahin および Sommerfeld(2003年)、Görgülü(2004年)、Anayo(2010年)。 直近は2023年10月24日の Sioud 対 ドイツ (申立番号 48698/21)である。ドイツの上級地方裁判所(Oberlandesgericht)が、 子が拒んでいることを理由に、父親の面会交流を八か月間排除した――子を改めて 聴取せず、鑑定も取り寄せないままに。欧州人権裁判所は、第8条の違反を認めた。
ストラスブール ・ —
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ルートヴィヒスブルク ・ この事件
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その三週間後の2023年11月17日、連邦憲法裁判所は 1 BvR 1076/23 において、裁判所は「片親疎外」のみを根拠として子の居所を変更してはならない、 と判断した。子どもの拒否を親による操作で説明することを裏づける経験的な根拠はなく、 子を世帯から引き離すことの有効性を裏づける根拠もない、というのである。 この決定が扱うのは、そのような引き離しである。本件はそうではない。ここで申し立てられて いるのは、利用可能な最も穏やかな措置であり、しかもこれまで一度も試されたことのないもの ――付き添い付きの面会交流の再開である。
パターンは繰り返される。不利益を受けた親が不服を述べる。そのことで煩わしい存在に なり、その時点から、事件はもはや子についてではなく、その親についてのものになる。 子との絆が脅かされていると見る親は、声が大きくなる。それは反応であって、 性格ではない。このような手続では、それが性格にされてしまう。
ドイツの専門用語では、このような手続はhochstrittig――「高葛藤」――と 呼ばれる。この言葉は責任を二人の親に均等に割り振り、何が懸かっているかを曖昧にする。 より正確には高脆弱性事案と呼ぶべきだろう。そこで誰が傷つくのかを言い当てて いるからだ。子ども、そして子どもを失う親である。
このテーマで書こうとする人は、十年にわたって欠落なく記録された事件を見いだし―― 専門用語の説明を要しない相手と、話をすることができる。
矛盾はここにそのまま残してある。それも物語の一部だからだ。
最初のIT案件。四年後に自分の会社 Pixelpentagon を設立。
フロリダで二つの会社を設立、いずれも年商は六桁。2015年、ビザの問題で解散。
Finn が生まれる。父子関係は出生前に認知されていた。
Head of Cyber Security:部門を立ち上げ、チームを率い、ランサムウェア攻撃時の緊急対応を担った。
子の手続補佐人(Verfahrensbeistand)の認定講座を受講し、筆記試験に合格。自分について決定を下す専門職が身につけているはずのことを、彼は学んだ。
本が出版される。手続には何の変化も生じない。
無一文。フリーランスとして、生き延びるために闘っている―― 確定した養育費の支払いは、変わらず続いている。
現在は自身も、家事手続における子どもの手続補佐人として活動している―― vbdp.de
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